プロ野球球団買収の意味

松沢成文神奈川県知事「会社の宣伝さえできればいいという論理に違和感を感じる」
林横浜市長「わたしは経営者だったので、株主に説明しようという気持ちはわかる」

(日刊スポーツ)

比較的無名の企業が従来の顧客以外に対し知名度を上げること、それこそ企業にとっての球団買収の第一の目的であろう。
楽天は近鉄球団買収によって、世代を超えた知名度の獲得に成功した。またJリーグの東京ヴェルディは人気の低迷のせいもあって企業の協賛集めに苦労している。
マスコミによる球団経営でさえ、企業宣伝から発生する収入とは無縁でないはずだ。

一般的には全く無名だったリース業のオリックスが球団買収により知名度を上げた後、暫くして球団を他の球団と合併するという手段に出た。そういう手法も許容されていい。企業も球団も生き残りを賭けているのだから仕方があるまい。

松沢知事のようにキレイ事と並べても球団経営は一向に好転せず、もしかしたら他の地域に移転するかもしれない。
それは神奈川県にとって得であろうか。
球団を県内にとどめることについて松沢知事も損得勘定してみるべきだ。

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