日本の消費生活の地球環境への負担

■世界の人々が日本人と同じ消費をしたら2.3個分の地球が必要(WWF)
25日世界自然保護基金(WWF)ジャパンは日本の消費生活の地球環境への負担についてのレポートを発表した。(「エコロジカル・フットプリント」http://www.wwf.or.jp/activities/lib/lpr/WWF_EFJ_2009j.pdf

日本人の消費生活水準では地球環境への負荷が高すぎるのはもちろんのこと、すでに世界平均の生活水準でも地球の許容範囲を超えているという。
何と日本人よりずっとエネルギー消費が少ないであろう中国人程度の消費でないと地球は負荷に耐えられないという。

レポートの分析を信じれば絶望的になる。中国そしてインドが現状の消費生活のままでいるはずない。現在の10倍とまでは言わないまでも、2倍3倍ぐらいは贅沢したいと願うのは当然だし、多分20年以内に実現するであろう。

レポートには世界中の人が現在の中国人程度の生活水準にするための具体的な策は見当たらない。
日本についても残飯が多すぎると言う程度の指摘しかない。

レポートに人口政策について端的な主張は無い。
しかし抑制の先を行く人口減少政策を取る必要があると思う。

日本での出生率を上げる取り組みや景気対策というものも、所詮地球環境の観点からは害でしかないに違いない。

カテゴリー: 環境保護 タグ: パーマリンク

日本の消費生活の地球環境への負担 への2件のフィードバック

  1. 参議院議員の高橋千秋です。 のコメント:

    いつも、コメントありがとうございます。

    貴重な意見として参考にさせて頂いてます。
    投稿にはいつも目を通させてもらって貴重な意見を参考にしています。

    参議院議員・高橋千秋

  2. 佐藤健 のコメント:

    >高橋千秋様

    こちらこそ、ご丁寧に書き込みくださり有難うございます。

    高橋千秋さんのブログ「参議院議員・高橋千秋のコツコツ日記」(http://www.chiaki.gr.jp/blog.php)は、どの国会議員のブログより、観察の描写が豊かで読み応えがあります。
    (他党への単なる悪口やマスコミのような紋切り型の言い回しが皆無で、すばらしいと思います)

    これからも毎日の更新を楽しみにしています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です