大型店出店は悪いのか

「さらなる大型店の展開によって地域社会の秩序に支障が生じる」
「規制を強化することが必要だ」
「ひともうけしてやろうという乱暴な波に(商店街が)のみ込まれる感じがある。このまま放置すると地域社会が崩壊してしまう」
(時事通信)
大畠章宏経済産業相が中小企業関連団体との懇談でマスコミや団体に対しそう発言したという。

お店が衰退するのは、他でもなく消費者にとって魅力的では無いからである。
新しい店舗の進出を制限したところで既存の店の内容が改善する訳もなく、消費者の財布の紐は固くなる一方だろう。

買い物客の気持ちを無視する規制に甘んじる商店が多いなら地域ごと廃れるのは当然である。
それを放っておくと長期的には、常に新しい店が次々に生まれてくる巨大都市が商業的な魅力を放ち、消費や人口そのものを吸い上げていくことになる。

地域社会の商業を活発に保っていたいなら、お客さんの全く来ない店や廃業した店舗を持ち主はすぐに新たな開業希望者に明け渡すべきである。
シャッター街と呼ばれるようになったら手遅れだ。

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